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【法人口座開設】コスパ最高かつ審査に通りやすいネット銀行7選

法人口座の開設を検討している方の中には、どこの金融機関で開設をしたらいいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。

法人口座は多くの金融機関で取り扱われていますが、開設時の審査が厳しいものや利便性が低いものもあります。

ネット銀行であれば、審査が比較的通りやすく利便性も高いため、特に創業期の企業・個人事業主にとっておすすめの選択肢です。

本記事では、コスパ最高かつ審査に通りやすいネット銀行について、資金調達の専門家集団である「資金の先生」が解説していきます。

おすすめの金融機関だけではなく、審査対策もなどについても紹介しますので、法人口座の開設を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

オススメのネット銀行① GMOあおぞらネット銀行

GMOあおぞらネット銀行は、デビットカードの利用によるキャッシュバックや使い分け口座など独自のサービスを利用したい方、また口座開設を迅速に行いたい方にとって人気でおすすめのネット銀行です。

さまざまな特典や便利なサービスが提供されているため、多くの人々に支持されています。口座開設においては最短当日での開設が可能であり、他のネット銀行と比較しても他行振込手数料が安価です。

さらに、様々な手数料において最大20回の無料回数が設定されており、他のおすすめネット銀行と比較しても優れた特徴を持っています。

GMOあおぞらネット銀行では、Visaデビット付きのキャッシュカードを利用することで、ステージに応じて最大1.2%のキャッシュバック特典が受けられます。

さらに、キャッシュカードとVisaデビットカードが一体化しており、利用が容易である点もおすすめの理由です。また、GMOあおぞらネット銀行は「使い分け口座」というサービスを提供しており、さまざまな目的の資金を1つの口座内で分けて管理することができます。

教育資金や投資資金など、異なる目的の資金を別々に管理したい方にとって便利であり、おすすめです。

オススメのネット銀行② 住信SBIネット銀行

【法人口座開設】コスパ最高かつ審査に通りやすいネット銀行7選

住信SBIネット銀行は、簡単な条件を満たすだけでATM出金手数料や他行振込手数料が5回まで無料になります。他のネット銀行と比較しても他行振込手数料が安価なため、多くの人々から支持されている人気のネット銀行です。

その他にもデビットカードの発行や充実したサービスなど、さまざまな特徴が魅力です。

ATM出金手数料や他行振込手数料の無料回数を5回にするためには、セキュリティサービス「スマート認証NEO」への登録が必要です。スマート認証NEOは、生体認証を用いたログイン方法で、不正送金などのリスクを防ぐためのサービスです。

住信SBIネット銀行の公式アプリから簡単に登録することができます。

また、住信SBIネット銀行は、他行振込手数料が安価な点も魅力です。インターネットバンキングを利用する際に他行への振込を頻繁に行う方にとって、住信SBIネット銀行はおすすめのネット銀行と言えるでしょう。

その他、住信SBIネット銀行ではデビットカードの発行も可能であり、さまざまな充実したサービスが提供されています。FX取引や純金積立、各種保険商品など、多様な選択肢があります。これらのサービスも住信SBIネット銀行の特徴であり、幅広いニーズに対応するおすすめネット銀行です。

オススメのネット銀行③ PayPay銀行

【法人口座開設】コスパ最高かつ審査に通りやすいネット銀行7選

Paypay銀行はJNBというジャパンネットバンクという名前で知られていましたが、ヤフーソフトバンクグループの傘下になったことにより、電子マネーの名前が付けられたPaypay銀行という名前に改名されました。

Paypay銀行は、審査不要で事業用のVisaデビットカード機能が付いています。

法人用のクレジットカードを持つには厳しい審査が必要ですが、法人口座にデビットカード機能が付いていればクレジットカードとして利用することが可能です。

例えば、ネットでの仕入れや広告費、公共料金の支払い等に利用することで経理の手間も省けます。さらにビジネスローンも用意されており、融資を受ける際も全てネットから申込から融資まで完結することができます。

また、振込手数料もお得です。取引先への支払いや給与の支払いなどビジネスを行う上で振り込みは必須ですが、Paypay銀行は、同行なら55円。

他行宛でも160円の手数料と他の銀行に比べても割安なので振込が多いビジネスの場合、強い味方になってくれるはずです。

また、条件はあるものの、その条件をクリアすればさらに振込手数料を抑えることが可能です。

  1. 新規口座開設日の翌翌月末まで振込手数料が月10回無料。
  2. 前月の預金平均残高が3,000万円以上の場合、月5回の振込手数料が無料。

オススメのネット銀行④ 楽天銀行

【法人口座開設】コスパ最高かつ審査に通りやすいネット銀行7選

楽天銀行は、楽天グループが運営するネット銀行です。楽天グループは、楽天球団や楽天ショッピングモール、近年では携帯電話事業でもお馴染みのインターネット事業会社になります。

楽天銀行は、楽天サービスのヘビーユーザーであれば、お得さが倍増します。

ヤフーとPaypayの関係と同様に、自社サイトの楽天ショッピングモールや、各種の展開されているサービスとの相性が良いことが特徴です。

  • 楽天市場
  • 楽天トラベル
  • 楽天ブックス
  • ラクマ
  • 楽天ビック・・・etc

と楽天系のサービスをあげたらキリがありません。

このような楽天系のサービスをよく利用する方は、ポイントを貯めたり使ったりいっそうお得に楽しめます。また、法人口座での一番のメリットとしては海外送金(受取)の割安さに定評があります。

併せて、用途別に20口座まで口座番号を持つことができるので部署、拠点、サービス別に口座を分ける場合などに役立ちます。

また、振込関連のサービスも充実しています。前項で海外送金の手数料については述べましたが、楽天銀行では給与/賞与の振込や他社への一括振込などのサービスが充実しています。

1回の依頼で3000件までの振込が可能でセキュリティもしっかりしているため安心して利用することができます。

オススメのネット銀行⑤ ソニー銀行

【法人口座開設】コスパ最高かつ審査に通りやすいネット銀行7選

ソニー銀行は、ソニーが運営するネット銀行です。近年、ソニーはこれまでの電化製品・半導体部品・スマホ・ゲーム・エンターテイメントなどの事業に加え、保険・金融事業にも力をいれています。そんなソニーのネット銀行がこちらです。

ソニー銀行には、ATM利用が月4回まで無料、振込手数料も月1回無料という特徴があります。

年会費・発行手数料ともに無料の11通貨対応Visaデビット付きキャッシュカードが発行され、通常会員でも、ATM利用が月4回まで無料で利用可能です。

後述する投資信託や住宅ローン、FXなどで優遇プログラム Club S プラチナ会員になれば、なんと無制限でATM利用が無料になります。

また、様々な金融サービスが提供されており、外貨預金をはじめ、住宅ローン、投資信託、外国為替証拠金取引(FX)、カードローン、投資型クラウドファンディングまで豊富な商品・サービスを提供し、口座維持手数料や投資信託の販売手数料も無料です。

ネット銀行を活用するメリット

ここでは、ネット銀行を活用するメリットについて解説します。ネット銀行は、セキュリティ対策が充実しており、手数料を抑えられるというメリットがあります。

また、口座開設時の審査も比較的緩いため申込のハードルが低いです。以下で詳しく説明していきます。

メリット① 手数料を抑えられる

ネット銀行を活用する最大のメリットの一つは、手数料を抑えられることです。従来の銀行と比較して、ネット銀行は運営コストを削減できるため、低い手数料でサービスを提供しています。

例えば、振込手数料や口座維持手数料が無料または格安な場合があります。これにより、法人が銀行取引にかかる費用を大幅に削減できるため、経費節約にも繋がります。

メリット② 審査が比較的ゆるい

ネット銀行を利用するもう一つのメリットは、審査が比較的ゆるいことです。

従来の銀行では厳格な審査基準があり、新規法人口座の開設が難しい場合がありました。

しかし、ネット銀行はオンラインでの手続きが主体となるため、審査プロセスが簡素化されています。

そのため、開業したばかりの法人や信用情報に不安のある法人でも比較的容易に口座開設ができる場合があります。

メリット③ セキュリティ対策が万全

ネット銀行を利用する際のセキュリティ対策は万全です。

これは、ネット銀行が最新の技術や暗号化を活用しており、顧客情報や取引データを確実に保護しているからです。

例えば、二要素認証や指紋認証などの高度な認証方式を導入しており、不正アクセスや情報漏洩のリスクを最小限に抑えています。

そのため、ネット銀行を利用することでセキュリティ面の安心感を得ることができます。

ネット銀行の審査を通過するポイント

ここでは、ネット銀行の審査を通過するポイントについて解説します。

法人口座の開設は、個人口座の開設に比べて審査が厳しく、書類不備や説明不足があると開設が難しくなることがあります。

以下のポイントを押さえながら、きちんと準備を行い、銀行に対してアピールすることで、スムーズに口座を開設できる可能性が高まります。

ポイント① 必須書類以外にも資料を作成しておく

ネット銀行の口座開設審査に通過するためには、必須書類だけでなく追加の資料を用意することが重要です。

審査では、会社の業績や将来性を評価されますので、事業計画やビジョンを具体的にまとめて提出しましょう。

また、会社の収益や資産、負債の概要、取引先や取引実績の資料を作成し、財務状況の健全性や事業の安定性と信頼性をアピールしましょう。

これらの資料をきちんと整理し、審査時に提出することで、審査通過の可能性を高めることができます。

ポイント② 銀行側に口座開設をするメリットを提示する

法人口座を申し込む際には、事業や口座開設の目的を明確にするだけでなく、銀行に口座開設のメリットを示すことも重要です。

銀行は手数料によって利益を上げるビジネスモデルであり、当然ながら貸し付けや預金による利益を追求しています。

将来的に融資を受けたい、預金をしたいなど、銀行側にメリットがあることを伝えることで、審査通過の可能性を高めることができます。

ポイント③ 将来性をしっかり説明する

ネット銀行の審査では、会社の将来性を評価されます。

将来的な成長や収益性をしっかりと説明することが重要です。そのため、会社の成長戦略や市場動向に関する情報を提供しましょう。

新たなビジネス展開や市場拡大の計画を具体的に示すことで、将来性をアピールできます。

また、会社が持つ技術やイノベーションのポイントを明示しましょう。競合他社との差別化や競争力を示すことで、将来的な成長性をアピールできます。

将来性を強調することで、ネット銀行の審査を通過しやすくなります。

ネット銀行における口座開設のステップ

法人口座を開設する際には、いくつかのステップを踏んで進める必要があります。以下では、法人口座を開設するための一般的なステップを紹介します。

銀行の要件や手続きによって異なる場合があるため、具体的な手順については各銀行の公式ウェブサイトや担当窓口で確認することをおすすめします。

ステップ① 準備をしっかり行う

法人口座を開設する前に、必要な書類や情報を事前に準備しておくことが重要です。

以下に、一般的に必要とされるものをまとめました。

  • 会社の登記簿謄本
  • 会社の印鑑(法人印)
  • 代表者の印鑑(銀行印)
  • 代表者の身分証明書(運転免許証やパスポートなど)
  • 代表者の住民票(必要に応じて)
  • 法人の基本情報(業種、従業員数、売上高など)
  • 代表者の履歴書(必要に応じて)

また、銀行によっては、口座開設前に面談が必要な場合があります。面談では、会社の業務内容や資金繰りなど、詳細な情報を提供する必要があります。

もし難しいケースに当てはまる場合は、事前に改善策を検討することをおすすめします。対処法を実践することで、審査通過の可能性を高めることができます。

ステップ② あえて本命でない銀行口座を複数申し込む

法人口座開設は、審査に合格することが前提となります。

しかしながら、初めての申し込みで即審査に合格することはなかなか難しいものです。

そのため、あえて本命でない銀行口座を複数申し込むことをおすすめします。

複数の金融機関に申請し、書類の書き方や面談に慣れることで、次の申請で審査に通りやすくなるでしょう。

また、もし1つの銀行で審査に落ちた場合でも、再申請するのはハードルが高くなります。そのため、あえて複数申し込んでおくことで、本命の銀行口座が開設できないリスクを回避することができます。

ステップ③ 本命の銀行に申し込む

ステップ1と2をクリアしたら、いよいよ本命の銀行口座に申し込みます。

前述の通り、ネットバンクや地方銀行が審査に通りやすいことが多いため、まずはそうした銀行に申し込んでみることをおすすめします。ただし、銀行によっては、法人口座の開設に必要な書類や手続きが異なる場合があります。

したがって、申込み前に金融機関のウェブサイトや電話窓口などで必ず確認するようにしましょう。申込み方法には、オンライン申込みや郵送による申込み、直接銀行に足を運んで申し込む方法などがあります。

これらも銀行によって異なるので、事前に確認しておくことが重要です。

法人口座開設の審査に通らない場合

法人口座開設の審査に通らない場合、法人か代表者のいずれかに原因があることが考えられます。

法人口座の開設は、個人の口座開設とは異なり審査が厳しくなりますが、いくつかの対処法を実践することで審査に通過する可能性を高めることができます。

「資金の先生」では、法人口座開設の審査に通らない場合の対処法について紹介しています。下記記事を参考にしてみてください。

まとめ

本記事では、コスパ最高かつ審査に通りやすいネット銀行について解説しました。

記事の結論

ネット銀行は、審査が比較的通りやすく利便性も高いため、創業期の企業や個人事業主の方におすすめの金融機関です。

実店舗の金融機関と比較して、振込手数料をはじめとする各種手数料も安価であるため、手数料負担を抑えることもできます。

また、セキュリティ対策が充実していることから、安心して利用することが可能です。

「資金の先生」では資金調達や税金など、お金周りに関する記事を、知識だけでなく体験ベースを交えて発信しています。

まあ、資金調達や税金に関する相談を受け付けております。法人口座の開設を検討している方や、ネット銀行の利用を検討されている方は、お気軽にお問い合わせください。