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日本政策金融公庫で融資を受けるメリットとデメリットとは

日本政策金融公庫で融資を受けるメリットとデメリットとは

日本政策金融公庫とは?

日本政策金融公庫とは日本政府が100パーセント出資している政府系金融機関の1つです。政策金融の的確な実施と、ガバナンスの重視を基本理念として掲げています。具体的には、国の政策の下で民間金融機関の補完をしながら、社会のニーズに対応し色々な方法で政策金融を実施し、透明性が高くかつ降雨率的な事業運営を行うことに努めながらも、国民に対して説明責任を果たす金融機関です。そして、継続的に自己改革を行いながら自律的な組織を目指しています。

日本政策金融公庫のメリット

日本政策金融公庫で融資を受けるメリットはどこにあるのでしょうか。様々なメリットがあるので、詳しく見ていきましょう。

金利が低い

まず、金利が低いという点が大きなメリットです。日本政策金融公庫の融資制度は、民間の銀行等の金融機関よりも金利が低く設定されているのが特徴として挙げられます。民間金融機関の金利が大体平均で5~15パーセント以上なのに対して、日本政策金融公庫はわずか1~3パーセント前後です。もちろん、貸付け期間や、その他諸条件により多少は変動しますが、それでもかなり低いです。この金利の低さは借りる側からとしてはかなり大きなメリットとして挙げられます。

審査ハードルが低い

審査のハードルについてもメリットと言えます。一般的にですが、民間よりも低く融資までの時間が短いというのも魅力です。日本政策金融公庫は国内事業者の支援が目的なので、民間の金融機関よりも融資の時の審査が甘いという傾向があります。そのため、民間銀行等で融資の審査に落ちたとしても、日本政策金融公庫で申し込んだらあっさり通ったということも珍しくありません。

融資までの時間が短い

さらに融資を受ける場合、信用保証協会を経由しないため、融資までの時間が短いという点もメリットです。例えば民間の金融機械の場合、平均で2~3ヶ月かかるのに対して、日本政策金融公庫なら1~2か月とかなり大きな差があります。こうした審査のハードルの低さと審査の甘さも人気の理由となっているのです。

無担保、無保証人の融資制度

他にも、無担保、無保証人の融資制度があるというのも大きな魅力です。日本政策金融公庫が実施している融資制度の中には、保証人を用意しなくても利用できる制度があります。通常、民間金融機関の場合、代表者以外の保証人はほぼ確実に必要ですが、日本政策金融公庫では必要ないので、保証人を見つけることができない経営者にとっては非常に助かる制度です。

融資制度の相談ができる

また、1つの窓口で100種以上の融資制度について相談することができるという点も大きな魅力です。日本政策金融公庫は多くの制度融資を実施している国内でも最大クラスの金融機関で、1つの窓口で各種融資制度の案内を受けることができます。その数は何と100種類以上です。その為ここに相談しに行けば、ほぼ確実に自社に合った融資を提案してもらえます。さらに、事業に対して具体的なアドバイスをもらうことができる点もメリットです。日本政策金融公庫から融資を受ける事になった場合、担当者から事業に関するアドバイスをしてもらえます。

もちろん、担当者はその道のプロという事ではないので、専門的な事業領域までは詳しくないかもしれませんが、それでも様々な事業を見てきた経験から、為になるアドバイスをしてもらえるというのは経営者としては魅力的だと言えるでしょう。返済条件の見直しについて相談することができるというのもメリットに挙げられます。日本政策金融公庫では返済額の減額や返済期間の見直し等の相談を受け付けています。今後の対策も含めて、何を計画しているのかをはっきりと伝えることができれば、返済条件の調整も十分可能です。経営というのは中々自分の思う通りに行かないものです。売り上げが予想より伸びなかったり、想定していなかったトラブルに見舞われることも少なくありません。日本政策金融公庫もこうしたことを理解しているので、融資を受けた後に返済が出来なくなったり滞ってしまった場合は、すぐ担当者に相談するようにしましょう。

日本政策金融公庫

返済期間が長い

民間の金融機関よりも返済期間が長いというのもメリットです。日本政策金融公庫の融資制度は、全体的に見ても融資期間を長めに設定することができます。その為融資してもらったお金を返済するまで、ある程度長い猶予期間を確保する事が可能です。特に、創業時に融資を受けることになった場合、経営が軌道に乗るまで時間がかかります。しかし返済猶予を長くすることで、返す側としては余裕をもって返済ができるため、精神的にも助かるというのが本音でしょう。金利も、返済期間を長めに設定したからといって大きく変動することもないので安心です。
また、複数の事業で同時に借り入れの申し込みができるのも魅力ですし、創業者も比較的融資を受けやすいという点もメリットです。民間の金融機関は利益を上げないといけないためどうしても審査は厳しくなりますが、日本政策金融公庫は中小企業の手助けをすることを目的として作られている金融機関だからです。

日本政策金融公庫のデメリット

このように日本政策金融公庫で融資を受ける場合、多くのメリットがありますが、デメリットもいくつかあるのでそれらも確認しておきましょう。

繰上げ返済できない

まず、繰り上げ返済ができないという点です。日本政策金融公庫では融資を受ける時、事業規模によって窓口が変わるのですが、創業者や個人事業主、それから小規模事業者の場合は国民生活事業でという形になります。一方、中小企業の事業者は中小企業事業で融資を受けるという形になっています。国民生活事業は繰り上げ返済が可能ですが、中小企業事業ではできません。繰り上げ返済は、元々決められていた返済計画よりも早く返済する事です。事業が上手くいき、資金が増えた場合これを利用することが少なくありません。しかし、金融機関はお金を貸して、その利息分が売り上げとなります。その為返済期間が繰り上げられればその分本来得られるはずだった利息分がなくなってしまい、その分の利益が減ってしまうことになるのです。そのため、融資金額が比較的小さい国民生活事業では繰り上げ返済は認められていますが、融資金額が大きい中小企業事業の場合は認められていないのです。つまり、いくら事業が上手くいって、借りたお金はもう全額返せる状態になっているにもかかわらず、繰り上げ返済が認められないため、利息分をずっと払い続けなければならないというのがデメリットです。

借り換えできない

借り換えができないというのもデメリットの1つとして挙げられます。何故できないのかというと、民業圧迫になってしまうからです。民間の金融機関は、様々な企業にお金を貸してその利息分を利益としています。そこに政府が運営している日本政策金融公庫が現れ、借り換えされてしまうと民間の金融機関の利益を圧迫してしまいかねません。

提出資料が分かりにくい

メリットの部分で100種類以上の融資制度があると説明しましたが、融資制度によって必要な書類が変わってきます。オンラインにて申込も可能ですが、窓口に行って相談しなければ初めての方はまず理解することは難しいでしょう。

まとめ

日本政策金融公庫で融資を受ける場合、メリットとデメリットの両面がありますが、メリットの方が圧倒的に多いので興味がある場合は申し込んでみると良いでしょう。ただし、お金を借りるという行為であることは間違いが無いので不用意に利用するのではなく、本当に必要なのかを見極めた上でご利用されることをおすすめします。