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銀行融資を受けるメリットとデメリットとは?

銀行融資とは?

銀行融資とは、基本的に事業用として銀行から借りられる資金のことです。比較的大きな融資を受けることができるのも銀行融資の大きなメリットです。

個人向けのローンには少額融資のサービスとして、消費者金融などが提供しているものがあります。

少額融資は、融資という名称は付いているものの金額が小さく、事業を行うための資金調達の手段として利用することはできません。

個人向けの融資のサービスは、法律によって一定の範囲内で融資額を抑えるように決められているからです。ですから、法律で規定されている以上の金額を少額融資で利用することができないのが現状だと言えるでしょう。

一方で、銀行は銀行法という法律で独自に業務を遂行している会社であるため、それに基づいてお金を貸し出すことが可能です。資金調達の手段として優秀なのも、こういった裁量権が与えられているからに他なりません。

審査はありますが、その基準を満たすことができれば十分に企業だけではなく個人であっても融資を受けられるようになります。

銀行融資のメリット

では、銀行融資のメリットは金額の大きさだけなのでしょうか。実は、他にもいくつかのメリットがあります。

まず、担保ありの融資を利用できるという点です。銀行が大きな金額を融資することができるのは、お金を借りようとしている顧客から担保を受けとることができるようになっているからです。

担保というのは、簡潔に述べると債権の保証のようなものです。確かに、銀行の審査は厳格に違いありませんが、どれだけ厳格に審査を行っても、万が一のトラブルが発生した時には債務者が融資の返済を行うことができなくなります。

返済能力を失った債務者は、現実的にお金を銀行に返すことができなくなるので、法律的な手続きを利用して債権者の債権をなかったことにしたり、あるいはその範囲を限定的にするための処置を行ったりします。

しかし、ここで担保が設定されていれば話は別です。わかりやすいのが、不動産担保ローンと呼ばれるものです。銀行融資では、不動産を返済を行うことができなかったときの保証として受け取ることができます。

例えば、3000万円の融資を銀行から受けたいと考えている場合には、それと同価値の不動産を顧客が準備することによって、それだけのお金を借りられるようになります。

これは、万が一債務者が返済能力を失っても、担保に入れた不動産を売却することによって、3000万円分のお金を回収できるようになることを意味します。銀行にとっては、不動産を担保として受け取っておくことによって、融資におけるリスクを最小限にできますので痛手がありません。

銀行融資のデメリット

ただし、債務者側にはこれはデメリットもあります。当然ですが、返済を行うことができなくなったときには、自分が保有していた不動産を手放さなくてはいけなくなります。

多額の金銭を借りると、それだけリスクが大きくなりますのでこれを回避するための手段もきちんと考えておかなくてはいけません。

そして、銀行融資のメリットは用途を限定されないことが多いという点も挙げられます。銀行では資金調達の手段としてお金を借りられますので、実際にその金額を受け取った後はどういった目的にも利用することが可能です。

上述の不動産担保ローンでも同様で、銀行側からローンの目的を聞かれることがありますが、正直に事業などの資金調達のためと答えておけば、不動産の価値を鑑定することによってその分のお金を貸してもらえる可能性は高いです。これは、銀行融資にしかないメリットだと言えるでしょう。

そもそも、経営をこれから始めたいと考えている人に対して、多額の金銭を融資することはリスクしかありません。

本当に事業を軌道に乗せることができるかどうかがわかりませんし、事業に失敗をしてしまうと債権を回収できなくなる可能性があるからです。

この点、銀行融資ではこういったリスクを最小限にするための保証や担保のサービスを準備しています。これを利用することによって、債務者だけでははなく債権者である銀行も安心して取引ができるように工夫をしているので、資金調達の手段として非常に優秀であると言えるでしょう。

もちろん、実際にお金を借りるときには事業計画書などを作成してそれを提出し、期間を設定してそれまでに返済できることを証明していく必要があります。それができれば、比較的容易に大きなお金を貸し出してくれます。

さらに、金利が非常に小さいというのも大きな魅力です。銀行の融資では、基本的な金利で3%程度に設定することが多いです。大きな金額で借りるときであってもだいたい2%から3%程度の金利で推移することが一般的であるため、利息の負担を最小限にできます。

これは、他の融資のサービスと比較すると一目瞭然です。例えば、個人向けの少額融資のサービスでは10%以上の金利に設定することが大半ですし、多額の金銭を借りることが可能なフリーローンでも同程度の金利を設定することがあります。

特に、消費者金融系のサービスは銀行と異なって銀行業務を行うことができませんので、お金の貸し借りで生まれる金利でしか大きな利益を得られません。そのため、高い金利に設定してそこから利益を得ることを考えています。

安易に借りられるからとサービスを利用すれば、利息の返済に迫られてそれだけ経営上の負担も大きくなるので注意が必要です。

このように、銀行融資におけるデメリットは主に返済能力を失うことと関連していることが大半です。

多額の金銭を借りて返済能力を失えば負債を背負うことになりますし、金利が高ければ利息の負担が増します。しかし、銀行融資の場合はこれらのデメリットを解消してメリットにできる魅力があります。

もちろん、銀行の中にも高い金利に設定していたり、担保や保証面について厳しく設定をしているところも存在します。ただし、それらの仕組みをきちんと理解してより良い融資のサービスを選択すれば、経営上の資金調達の手段として非常に優秀なものに違いありません。

以下に銀行融資に関しての記事もありますので、よろしければご覧ください↓

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